仕事モードになれない、モチベーションが上がらない……。
こんな日は誰にでもありますよね。特に忙しい時期やプレッシャーの大きい仕事を抱えていると、「やらなければならない」とわかっていても手が動かないことがあります。
しかし、仕事ではやる気が出ないからといって何もせずにいるわけにはいきません。焦りや罪悪感が増し、さらに動けなくなる悪循環に陥ることもあるでしょう。
そんなときこそ、少しの工夫でスイッチを入れ、作業を進める方法を知っておくと役立ちます。

この記事では、やる気が出ないときに試せる7つの方法を紹介します。どれも簡単にできるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
仕事のやる気がでないときに試したい7つの方法
やる気が出ないとき、ただ時間が過ぎるのを待っていても解決しません。
ここでは、少しでも気分を変えるために、今すぐ試せる方法を7つ紹介します。いずれも、無理なく取り組めるものばかりです。まずは気軽に試してみましょう。
1.ほんの少しだけでも進めることを目標にする
何もしないと罪悪感が募りますが、ほんの少しでも手を動かせば、「あと少しなら…」と続けやすくなります。
たとえば、メールを1通確認する、一文だけ書くなど、ごく小さな行動から始めてみましょう。
仕事のために朝起きることすらつらいときは、電気ポットのスイッチを入れる、歯を磨くといったレベルの小さな目標でもかまいません。
2.時間を区切る(ポモドーロテクニック)
集中できないときは、「とりあえず短時間だけやる」と決めるのが有効です。
おすすめはポモドーロテクニックです。この方法では、25分間作業して5分休憩を取るサイクルを繰り返します。
「25分だけなら頑張れる」と思えれば、作業に取り掛かるハードルが下がります。
最初の25分で調子が出てくれば、そのまま続けることもできます。

休憩を挟むことで疲れを溜めにくいのも、この方法のよい点です。
3.環境を整える
集中できない原因が周囲の環境にある場合もあります。
たとえばスマホが目に入るとつい触ってしまうなら、机の引き出しにしまうか、別の部屋に置いておきましょう。
作業スペースが散らかっていると気が散るなら、少し片付けるだけでも効果があります。
また、カフェや図書館など、普段と違う環境に移動するのも、気持ちを切り替えるのに有効です。
仕事の環境が散らかりがちな方は、5Dayでできる片づけチャレンジをぜひやってみてください。
4.目標を再確認する
そもそも、なぜこの仕事をやる必要があるのかを考えてみるのも、モチベーションを回復する方法のひとつです。
たとえば、納期を守ることで信用を得られる、誰かの役に立てる、成果が評価につながる、といった理由を思い出すと、やる気が少し戻ってくることがあります。
仕事の意義を再認識することで、取り組む気持ちがわいてくることも多いです。
5.自分を甘やかす報酬を設定する
自分へのご褒美を用意すると、やる気が出やすくなります。
- このタスクが終わったらおやつを食べる
- 片付けが終わったら美味しいコーヒーを飲む
- プロジェクトが終わったら好きな人に会う など
人間の脳は報酬を得ることでやる気を出す仕組みになっているため、「これをやったら楽しいことが待っている」と思うだけで、前向きな気持ちになれます。
6.他者に宣言する
やらなければならないことを、誰かに宣言するのも効果的です。
たとえば同僚に「今日中にこの仕事を終わらせる」と伝えるだけで、適度なプレッシャーが生まれ、やる気につながります。
SNSをやっている方なら、「○○を○時までに終わらせる!」と投稿するのも、目標達成の後押しになることがあります。
7.タスクを他人に相談する
仕事が進まない理由が「どこから手をつけていいかわからない」ことにある場合、誰かに相談するとスムーズに進むことがあります。
信頼できる人に「この部分が難しい」と話してみましょう。整理がついてやる気が出ることもあります。
部分的なアドバイスを求めたり、アイデアを出し合うこともよい方法です。新たな視点を得られることがあります。
どうしても始められないときは「作業興奮」を利用する
人間の脳は、何かをやり始めると、自然と「もっと続けよう」というスイッチが入ることがあります。これを「作業興奮」といいます。
いきなり本格的に作業を始めるのではなく、タイピングをしてみる、メモ書きをする、資料を軽く整理する、といった簡単な動作から始めてみましょう。
小さな動作でも、やり始めると「せっかくだからもう少し続けよう」と思えてくるものです。
それでも無理ならいったん休む
どうしてもやる気が出ないときは、思い切って休むのも大切です。
無理に頑張ろうとしても、疲れがたまっていると集中できません。
特に、睡眠不足や過労が原因でやる気が出ない場合は、無理をせずしっかり休むことが必要です。休息を取ることで、翌日にスムーズに作業を進められるようになります。

自分の心身の状態に目を向けることも、仕事のひとつだと考えましょう。
疲れやストレスが原因なら根本対策も重要
やる気が出ない状態が続く場合は、根本的な原因を見直すことも重要です。
生活リズムを整えるために、十分な睡眠をとる、バランスの取れた食事を心がける、適度な運動を取り入れるなどの対策を考えましょう。
また、長期的にモチベーションを維持するために、仕事のやり方を見直すのもひとつの方法です。
まとめ
やる気が出ないときに大事なのは、とにかく「最初の一歩」を踏み出すことです。
どんなに小さな一歩でもかまいません。今回紹介した方法の中から、できそうなものを試してみてください。小さなアクションを取ることで、自然と流れができ、気づけば作業が進んでいることもあります。