社会人になると、毎日が仕事や家事に追われ、「自分のための時間なんてない」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。副業を始めたい、勉強してスキルアップしたい、もっと趣味に時間を使いたい……。そう思っても、現実はなかなか難しいものです。
しかし、実は少しの工夫や考え方の転換で、誰でも時間を作り出すことができます。
私自身も以前は時間に追われる生活を送っていましたが、働き方を見直し、効率化を徹底したことで週休3日・1日4時間労働という働き方を実現しました。
この記事では、社会人が限られた時間の中でも副業・勉強・趣味などに使える「自由な時間」を生み出す具体的な方法をわかりやすく解説します。
忙しい毎日でも、少しの工夫で人生の自由度を高める第一歩を踏み出してみませんか?

この記事はこんな方におすすめです。
- 忙しくて「時間がない」と感じている社会人の方
- 副業や勉強に挑戦したいけど時間を確保できないと悩んでいる方
- 今の働き方を見直してもっと自由な時間を手に入れたい方
社会人が「時間がない」と感じる理由
社会人になると、多くの人が「毎日忙しくて時間がない」と感じます。しかし、その原因を整理してみると、実は改善できるポイントが数多くあることに気づくはずです。
なぜ社会人が時間が足りないと感じるのかを具体的に見ていきましょう。
仕事が忙しすぎる
社会人の多くが「仕事が忙しいから時間がない」と感じています。
特に責任のあるポジションに就いている場合や、複数の業務を並行してこなしている場合、その負担は大きく、時間がないと感じることでしょう。
しかし実際には、今やっている業務のすべてが本当に必要なわけではありません。
移動や家事などの生活時間が長い
通勤や買い物、家事などは、かなりの時間を割く活動です。
たとえば通勤時間が長い人にとっては、毎日の移動が無駄な時間と感じることも多いでしょう。
買い物や家事についても、何となくダラダラ取り組んでいると1〜2時間があっという間に過ぎてしまいます。
スマホ・SNS・テレビで時間が奪われる
スマホやSNS、テレビを見る時間は、意識していないと膨大になります。「ちょっとだけ」と思って見始めたSNSが、気がつけば1時間以上経っていることも珍しくありません。
特に仕事で疲れているときは「何も考えずにスマホを見たい」と思いがちです。
しかし、スマホやテレビに使っている時間を記録してみると、自分がどれだけ時間を無駄にしているかに気づくでしょう。
やらなくていいことに時間を取られている
本当はやらなくてもいいことに時間を使ってしまっているケースも少なくありません。
たとえば、断りきれない飲み会や、惰性や付き合いで続けているだけの趣味活動などが当てはまります。
これらは一度立ち止まって「本当に自分にとって価値があるのか」を見直すことが必要です。
社会人が時間を作るための基本的な考え方
忙しい社会人が時間を作るには、「空き時間を増やす」という発想では限界があります。時間を作るためには根本的な考え方を変えなければなりません。
時間は「捻出」するものではなく「設計」するもの
自分の1週間を丸ごと俯瞰して、どの時間に何をやるかを先に決めることで、無駄な過ごし方を防ぐことができます。
スケジュールを空欄のままにしていると、そこに勝手に予定が入り込んできたり、何となく過ごしたりすることが多くなります。
だからこそ、先に「この時間はこれをやる」と決めておくのがポイントです。

予定表は「予約制」にするイメージです。
「増やす」のではなく「減らす」で生まれる自由
多くの人が「もっと時間を増やしたい」と考えますが、時間は1日24時間以上には増やせません。
具体的には、以下の3つを意識するだけでも驚くほど自由な時間が戻ってきます。
- 断る勇気を持つ
- 惰性で続けている習慣を見直す
- 完璧を求めない
やることを減らすためには、自分が本当に大切にしたいことを明確にすることが大切です。
その上で、優先順位の低いものは思い切ってやめましょう。これが時間を生み出す最大の秘訣です。
「時間をお金に変える」意識を持つ
たとえば、家事代行を利用すれば1時間数千円で自由な時間が得られます。その1時間を活用して副業をすれば、結果的に支払った以上のお金を稼ぐことも可能です。
また、移動時間に英語学習やスキルアップのための講座を受ければ、それが将来の収入に直結することもあります。
時間を消費するのではなく投資する。
この意識があれば、日常の中での時間の使い方が大きく変わっていきます。
社会人が時間を作る具体的な方法5つ
ここからは、私が実際に効果を感じた具体的な時間の作り方をご紹介します。できそうな方法からで構いません。ぜひ1つでも生活に取り入れてみてください。
1.朝時間を活用する
朝の時間は、1日の中でも最も集中力が高い貴重な時間です。
朝30分でも早く起きることで、その分自由に使える時間が確保できます。朝に副業の作業をしたり、勉強を進めたりすることで、その日の達成感が格段に変わってきます。

私も会社員時代の副業は、朝の出社前にやっていました。家を出る時間が決まっているので、ダラダラ作業せず、集中して取り組めましたよ。
また、朝の時間帯は周囲が静かで、集中しやすい環境が整っています。
最初は難しく感じるかもしれませんが、夜の無駄なスマホ時間を減らして早寝することで自然に朝型にシフトできます。
朝習慣の始め方は以下の記事でも解説しています。
2.予定を「ブロック」で管理する
予定が空いているとついダラダラしてしまうという人に効果的なのが、タイムブロッキングです。
これは、1日の予定をあらかじめ時間ごとに区切り、そのブロックごとにやることを決めておく方法です。
たとえば「朝7時〜8時:副業作業」「20時〜21時:勉強」など、あらかじめ予定表に書き込んでおきます。
この方法を取り入れると、時間を有効に使おうという意識が高まり、無駄な時間が減っていきます。
やるべきことを細かく書きすぎず、大まかな枠組みだけでも十分効果があります。
タイムブロッキングを習慣にすれば、時間の主導権を自分で握れるようになります。
3.やらないことリストを作る
「やらないこと」を決めることも時間を作るための有効な手段です。やらないことリストを作ると、自分にとって本当に必要な活動だけに集中できるようになります。
たとえば「SNSの無意味な閲覧はしない」「義務感で参加している飲み会には行かない」など、事前に決めておきましょう。
このリストは定期的に見直すことで、自分の時間を取り戻す感覚が強くなります。
また、やらないことが増えるほど、やるべきことが明確になり、結果的に達成感も得やすくなります。

自分の価値観に合わない行動をやめる勇気を持つと、時間の質は大きく変わっていきます。
4.隙間時間を活用する
移動中や待ち時間など、ちょっとした隙間時間も積み重ねれば大きな成果につながります。
たとえば、通勤電車の中で読書をしたり、音声コンテンツを聴いたりするだけで、年間で数十冊分の読書量に相当します。
資格の勉強についても、最近ではスマホで使える学習アプリや、音声講座を聴けるサービスが充実しています。
隙間時間は「短いから意味がない」と考えがちですが、実際はこの積み重ねこそが長期的な変化を生み出します。
まずは「5分あればできること」をリスト化し、隙間時間を見つけたら即座に取り組めるようにしておくのがコツです。
5.外注・自動化を取り入れる
生活の中に外注や自動化を取り入れることで、大幅に時間を節約できます。
- 家事代行サービス
- 宅配弁当・宅食サービス
- 日用品の定期購入
- オンライン決済の自動引き落とし など
特に家事は「自分がやらなければいけない」と思い込んでいる人が多いですが、必ずしもそうではありません。月に数回でも外注することで、その分の時間を副業や勉強に充てることができます。
また、支払いの自動化や買い物の定期便を設定することで、手間や思考の負担も減ります。
最初の設定だけ少し手間がかかりますが、一度整えればその後はほぼ手放しで時間を節約できます。
目的別|社会人が時間を作る方法
なんのために時間を作りたいのかは、人によって異なります。
目的によって時間を作るためのコツも少しずつ変わるので、明確な目的がある方は以下の記事も参考にしてください。
●スキルアップのための勉強時間を作りたい方はこちら
●副業のための時間を作りたい方はこちら
私が「週休3日・1日4時間」で働けるようになった理由
最後に、私自身がどのようにして時間を作りだし、週休3日・1日4時間という働き方を実現したのかをご紹介します。
働き方を見直して「効率化」を徹底
まず取り組んだのは、働き方の見直しでした。
不要な作業は徹底的に省き、定型作業はできるだけ自動化しました。メールのテンプレート化や、作業フローの簡素化を行うことで、同じ作業でも圧倒的に時間短縮ができるようになりました。
また、時間を区切って集中する(タイムボックス)ことで、短時間でも成果を出せるようになりました。
スキルを伸ばしつつ収入源を増やした
収入面でも「一つの仕事に依存しない」ことを意識してきました。
収入源を分散させ、収入に余裕を持たせることで、働く時間を減らしても問題ない状態を作り出しました。
また、得意分野のスキルを伸ばして単価を上げる努力を続けることで、短時間労働でも生活できる収入を得られるようになりました。
生活コストを下げて「時間とお金の自由度」を高めた
収入を増やすだけでなく、生活コストも見直しました。
固定費の見直しや不要なサブスクの解約、無駄な支出を減らすことで、多くない収入でも余裕のある暮らしが実現しました。
支出が減れば、その分働く必要も減り、結果として時間の自由度が増していきます。
「収入を増やす」「支出を減らす」の両輪があってこそ、週休3日・1日4時間が実現できました。
まとめ
社会人になると時間がないと感じがちですが、工夫次第で時間は確保できます。ポイントは、時間を増やそうとするのではなく、設計し直すことです。
無駄を減らし、自分にとって本当に価値のあることに集中することで、少しずつ時間の自由度が増していきます。ぜひ、今回紹介した方法を1つでも取り入れて、自分らしい時間の使い方を実現してください。